【2冊目】(忙しさとは「状態」ではなく、「心の感じ方」)『忙しさ幻想』ー 豊留菜瑞

忙しさ幻想 ほんだな
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当ブログは「子育て中でもスポーツカーに乗りたい!」をモットーに運営していますが、2児の子育て中サラリーマンである筆者は「日々の生活をなんとか良くしたい・・・」との思いで年間100冊以上の書籍を読んでおり、少し本の紹介記事を書いてみたくなりました。

せっかく読むなら記録に残そう!
もしかしたら同じ悩みの方の役に立てるかも!

ということで始めた筆者の「ほんだな」です。

ジャンルや著者が偏っているのはご了承ください(笑)

この本について

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忙しさ幻想 [ 豊留 菜瑞 ]
価格:1,540円(税込、送料無料) (2025/8/19時点)


タイトル:忙しさ幻想
著者  :豊留 菜瑞
出版社 :サンマーク出版
発売日 :2025年04月11日頃

読了:2025年6月ごろ
読み終わるまで:2時間くらい

この本はどんな人向け?

ついつい忙しいと言ってしまう方に・・・
もう「忙しい」で自分のやりたいことから逃げたくない方に・・・!

この本を読むと・・・

忙しいという状態はどういう状態なのかわかります

「パーキンソンの法則」で締切を味方する方法がわかります

「やりたいけど動き出せない!」の対処法がわかります

・もう「忙しい」と言って自分のやりたいことから逃げることがなくなります!!!

なぜ買おうと思った?

忙しさは「幻想」というのがどういうことか気になった!

“ダラダラしながら「時間がない」とつい言っちゃう。” という帯が目に入った

(表紙のお化けも可愛かった)


この本で印象に残ったところ

旅行中にどれだけ予定を詰め込んでも「忙しい」とは言わない

旅行などの楽しい予定が詰まっているときは「忙しい」というより「ワクワク」しますよね!

それが仕事のミーティングだったら1日に2、3個入っているだけで「忙しい!」になる。

これがこの本で述べられている、

「忙しいというのは状態ではなく、心の感じ方」

ということです。

まずは、「忙しいというのは幻想」と気づくことが「忙しさ」から逃れる第一歩になります。

「忙しい」は悪いことばかりではない?

「仕事は忙しい人に頼め」って聞いたことありませんか?

優秀な人に仕事が集まる → 忙しい人は仕事ができる(それだけ信頼されている)

という考え方です。まあ一理あると思います。
ただ、「忙しい」の限度を超えると倒れてしまいますね!

仕事に振り回されて忙しいのは危険ですが、自ら仕事を振り回して「周りから忙しく見える」状態を作り出すことができる人は本当に仕事ができるのだろうなと思います。

(筆者はそんな働き方が理想です)

そのほか、本書では

「忙しさ」は、面倒なことを避けるための免罪符

ということも書かれており、

新しい(面倒な)仕事は「忙しいから今は難しい」と言えますし、
行きたくない飲み会に「忙しいから行けない」は立派な断り文句になります!

確かに忙しさって、悪いことばかりではないと思います。

みなさんも経験があるかもしれませんが、
失恋のショックを思い出さないように・・・朝から晩まで仕事する、
ぽっかり空いた時間でネガティブなことを考えてしまう・・・ので、何かしら予定を入れる。

「辛いことから逃れるために、頭で考えないようぎっしり予定を詰める」

これも立派な自衛策です!

一見すると良さそうなのですが、ただこれが常態化すると
自分のやりたいことも「忙しいからできない」になってしまうという落とし穴・・・・・!

本書では以下のようにまとめられています。

忙しさという「盾」は、確かに私たちを守ってくれます。
しかし、その盾は同時に、未来への扉も閉ざしているのです。


戦略的に「忙しい」といって嫌なことから逃げるのは非常に有効ですが、それが「当たり前」にならないよう注意しましょう!

締切を上手く使いこなす!パーキンソンの法則

パーキンソンの法則って聞いたことありますか?

第一法則:「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
第二法則:「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティングHPより

第二法則は「稼いだ分使ってしまって貯金0」みたいなあるあるですが(笑)

ここで言いたいのは第一法則のほう。

同じ内容の仕事でも、締め切りが1週間後であれば1週間かけて完成し
3日後であれば3日かかり、1日しかなければ1日で完了する。

また、同じ内容の打ち合わせでも1時間枠あれば1時間かけて議論しますし
30分しかなければ30分で結論が出たりします。

普段の仕事、案外このようになっていないでしょうか???

締め切りがずっと先だとダラダラしてしまいやる気も出ないのも事実。
本書では、以下の方法で締切を味方につけると説明されています。

「最低限の締切日」と「最高の締切日」を設定する。

よくある時間術の本で「本当の締切」と「前倒しの締切」を設定しましょうと説かれているものに近いのですが、「最高の締切」が達成できたら自分にご褒美をあげたりして、ワクワクする締切を設定できると仕事も捗りそうですね!


その他印象に残ったところ

「積極的ナマケモノタイム」

→やる・やらないの中途半端な状態が一番もったいない。
 どうにもならない時は全力で「何もしない!」

「量より質が大事???」

→これも忙しさ幻想のはじまり。初めから質を求めると仕事が終わらなくなる。
 量をこなすうちに手慣れてくる
 よく言われることですが、まずは7割完成で提出。そこから直して8割、9割と持っていく。

「やりたいこと」があるのに動き出せない3つの理由

→「失敗に対する恐れ」
  …失敗を恐れて挑戦しないのは成長の機会を自ら放棄している。
 「コンフォートゾーンの居心地のよさ」
  …脳は変化を嫌う。現状維持バイアス。
 「豊かだから」
  …何も変えなくても生きていける。何かを変えるには強い意思が必要

この本を読んだらやること

最大のドリームキラーは、他でもない私たち自身です

この言葉を忘れない!

子供(家族)がいるから、自分のやりたいことができない
お金がないから、自分のやりたいことができない

ホント?

それが当たり前の免罪符になってない?

と、立ち止まって考えるようにしましょう!

まとめ:忙しさ幻想 

ああ忙しい忙しい・・・。

とつい言ってしまう方にはウンウンと頷ける話だったのではないでしょうか??

あとは、「最大のドリームキラーは自分自身」。
久しぶりに響く言葉に出会いました。これだから読書はやめられない。

ついつい「忙しい」と言ってしまう方、この本を読んで思考をほぐしましょう。

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